子犬を飼いはじめた時、「しつけはいつからすればいいの?」と悩んでいる人も多いでしょう。
また、「しつけはどうやってやるの」としつけの仕方もわからない人も多いです。
今回は子犬のしつけ開始時期としつけの方法について詳しく解説しています。
さらに、しつけの基本5つのポイントも紹介しますので参考にしてください。
子犬のしつけは生後2ヶ月以降が目安
犬のしつけは子犬の時期からしつけをするのがおすすめです。
具体的には2ヶ月目から3ヶ月目で家に迎えたらすぐに開始するようにしましょう。
子犬は生後2〜3ヶ月目までは社会化期と呼ばれる段階ですが、脳が未発達でしつけをしても理解できません。
しつけをするなら子犬が生後2〜3ヶ月から経ってから開始することがおすすめです。
生後が3ヶ月未満の場合はしつけをせずにしっかりと愛情を注いだりして、気持ちを安定させることに力を注いでもいいでしょう。
もし、不安になる方はブリーダーなど専門家に相談することもできます。
また、最近は子犬のしつけ教室もあるので利用してもいいかもしれません。
子犬のしつけの大切さ
子犬は生後2〜3ヶ月目までは社会化期と呼ばれてますので、積極的に環境や刺激に慣れさせることが大切です。
社会化期を終えると、恐怖心が芽生えたりするので環境や刺激に慣れるのに時間がかかります。
そのため社会化期に家の中で生活や外での刺激に慣れさせることに力を注ぎましょう。
しつけは時には命を守ることにも繋がります。例えば「待て」のしつけです。
人の生活では横断歩道や信号で安全を確認してから横断するのが普通です。
ただ、動物の世界ではそれを把握することはできません。
飼い主と一緒に信号を待つことができなければ、車が通るのに関係なく横断しようとして事故になる可能性が高いです。
しつけをしっかりと教えることで事故を未然に防ぐことになります。
そのほかにも行動範囲を広めることができます。
マナーをしっかりとできる犬はどこへ行っても安心して連れていくことが可能です。
例えば「噛む」という行為ですが、人に噛み付く行為をするは人を傷つける可能性がとても高いので外に連れていくのも困難です。
そのため人に対して慣れさせることが大事になってきます。
人に慣れて噛みつくなどの行為をしないと子どもがいる公園など公共の場でも連れていくことができるので犬と飼い主にもストレスをかけずに生活することができるでしょう。
しつけの注意点
しつけは飼い主にとっても犬にとってもメリットです。
ただ、むやみのしつけをしてもなかなか言うことを聞かないこともあります。
しつけによっては犬の性格も変わってしまうのでしつけの注意点について解説しますので参考にしてください。
愛情を持ってしつける
しつけの注意点は、怒ってはいけないことです。
やたらに怒るとかえって恐怖心を持たせることになるので今後、犬とのコミュニケーションが取りにくくなる恐れがあります。
そのため、いたずらや危険な行為をした時は感情的に怒るのではなく、しっかりと冷静に叱ることが重要です。
また、トイレの練習などトレーニングをすることもありますが、失敗しても決して怒ってはいけません。
犬も人間同様に怒られながら練習するのは嫌がるので優しく接してあげるようにしましょう。
しつけで一番やってはいけないのが、怒鳴ったり叩いたりする行為です。
しつけは怒鳴ることや叩くことではないです。
それは暴力や虐待に繋がります。
また、怒鳴ったり叩いたりすると犬の方も思い詰めた行動に出る場合もあるでしょう。
そのため、しつけは端的にわかりやすく伝えることが大事です。
「ダメ」「いけない」などの言葉だけで犬は伝わります。
変に長い言葉でいろいろな言葉で言っても伝わらないので端的にわかりやすく伝えましょう。
しつけにとって大事なことは愛情を持ってやることです。
愛情を持って接してあげることで犬も安心して言うこと聞くようになります。
人と同様に愛情を注げば信頼関係が築けるようになるでしょう。
途中でルールを変えない
子犬の時は許していたことを成長してからいけないことだとルールを変更すると犬の方が混乱してしまいます。
人間も同じです。幼い頃は許されていたことが大人になって許されなくなることがあります。
人間の場合は理解しないと人間の生活で苦労するのでルールが変わっても順応するでしょう。
犬は理解するには時間がかかるので、ルールは変えずに統一することがおすすめです。
特に家での生活ルールは決めておく必要があります。
例えば、子犬の時に机に乗った場合、叱らないと子犬は机に乗ってもいいと判断するでしょう。
その後成長しても机に乗るようになります。
成長してからしつけしても子犬の時に机に乗っても叱られなかったことを記憶しているので、なかなかやめようとはしないでしょう。
そのため子犬の時から生活のルールは統一してしっかりとしつけをすることが大事です。
しつけは時にはイライラすることもあります。
また、子犬にも個性があるのでなかなか言うことを聞かず、落胆することもあるでしょう。
まずは、子犬と楽しく触れ合うことで信頼を築くようにすることが大切です。
子犬のしつけの基本5つのポイント
子犬のしつけの大切さと注意点について解説してきました。
子犬のしつけの基本5つのポイントについて詳しく解説していきますので参考にしてください。
基本のしつけ①アイコンタクト
アイコンタクトは子犬が飼い主と目を合わせて、意識を飼い主に集中している状態です。
これは子犬のしつけの基本になります。
アイコンタクトを覚えることで飼い主との上下関係をはっきりさせる効果があり、今後のしつけをスムーズにさせることが可能です。
例えば、おすわりを覚えた場合でも飼い主とアイコンタクトができていないとおすわりを覚えることができません。
アイコンタクトをしっかりとしていれば、子犬が飼い主に意識を集中していますので指示に従うようになるでしょう。
ポイント
アイコンタクトのしつけ方は、最初は名前だけを呼んで目が合えばご褒美をあげてください。
ご褒美をあげることで「良いこと」と子犬は判断するので次に目があったら、その次は数秒目が合うなど徐々に時間を伸ばしていくようにしましょう。
できたら必ず褒めてあげるようにすることが大切です。
基本的しつけ②待て
待ては飼い犬をコントロールするのに大切なことです。
普段の生活でもじっと待ってほしい場面は多くあります。
例えば、横断歩道の信号を待つとき、待てができればいいのですが、待つができないと犬が道に飛び出してしまうでしょう。待ちがきちんとできれば安心して散歩などができます。
ポイント
普段の生活から「待て」を導入するようにしましょう。
まず、飼い主の手のひらにおやつをのせて、「待て」と声をかけてください。
「待て」を解除するまで食べさせてはいけないです。
飼い主が「待て」を解除すれば食べさせるようにしてください。
最初は上手くできないかもしれませんが、何度か繰り返すことで待つことができるようになります。
基本的しつけ③おすわり
おすわりは待つ時の基本姿勢です。
ご飯を待つ時におすわりの姿勢で待つことができれば、人と同じで行儀がいいでしょう。
また、おすわりをすることで突発的な動きができなくなり、横断歩道で待つときも安心して待つことができます。
ポイント
手でおやつをもち「おすわり」と言いながら、子犬より高い位置におやつを持っていきます。
子犬が目でおやつを追うと自然とお尻がさがり、おすわりの姿勢になるでしょう。
おすわりの姿勢ができたらおやつをすぐにあげて、褒めてあげてください。
何度か繰り返すことで自然とおすわりができるようになります。
ただ、無理矢理お尻を抑えることはしないようにしてください。
お尻が地面に触れる犬もいるのでなるべく視線誘導をして優しくお尻を下げてあげるようにしましょう。
基本的しつけ④トイレ
室内で買う場合はトイレの場所やルールは必ず教えないといけないしつけです。
子犬は決められたトイレの場所やルールは学習すれば身につけられるのでなるべく早く教えてあげることがいいでしょう。
ポイント
トイレの練習で大事なことは決められた場所でできた場合は「褒める」ことです。
また、失敗した時には「怒らない」ことが大事になります。
失敗しても無言で後始末をするようにしましょう。
失敗した時に怒ると子犬も自信を無くしてしまいますので怒らないようにすることがポイントです。
基本的しつけ⑤吠え
子犬を飼っていると、近隣住民とトラブル原因になるのが「吠え」になります。
夜中に無駄に吠えてしまうと近隣住民に迷惑をかけてしまうのでしっかりとしつけしたいところです。
ポイント
無駄な吠えをなくすには、吠えている最中に「待て」などの違う指示をすることで吠えることをやめます。
吠えることをやめたら褒めてあげてください。
これを何度か繰り返すことで子犬は吠える必要がないと理解して無駄に吠えることをやめるでしょう。
まとめ
今回は子犬のしつけはいつからとしつけの基本5つポイントについて解説してきました。
子犬のしつけは2ヶ月目以降を目安にすることがおすすめです。
しつけは子犬の安全性と飼い主との信頼関係を築くために大切なことになります。
ただ、急いで信頼関係を築く為に怒ったり、叩いたりすることは違うので注意が必要です。
また、子犬の時に教えたルールを成長してから変えると犬が混乱してしまうので予めルールは統一するようにしましょう。
犬は学習能力がとても高い動物なので何度か練習することで自然と身につくでしょう。
愛情をしっかりと注ぎ、コミュニケーションを取ればお互いに信頼できる最高のパートナーになるでしょう。
まずは、子犬と楽しく触れ合うことからはじめてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
わんずっと編集部|りゅうパパ・きよママ