愛犬に噛み癖があって困っているという方はいませんか?
実はその噛み癖、子犬のうちに直さないと後々大変なことになってしまいます。
この記事ではそんな犬の噛み癖の直し方についてパターンに分けて解説しています。
愛犬の噛み癖で困っている方は是非参考にしてみてくださいね。
なぜ犬は噛むのかを考えてみよう
犬が何かを噛むのにはいくつかの理由があります。
中にはただ飼い主さんの「気を引きたい」なんて可愛らしい理由もあるのですが、とはいえそれで何かを噛むのは困ってしまいますね。
というかそもそも犬にとって噛むのは普通のことなので、特別おかしいことではないのです。
ですので、まずは愛犬が「何故噛むのか」その原因となるケースを見ていきましょう。
歯茎に問題がある
まず最初の原因として考えられるのは、愛犬の「歯茎に問題がある場合」です。
これは主に子犬時代に起こりがちなことなのですが、ワンちゃんは歯が生え変わる時に「歯茎がかゆくなる」事があります。
皆さんの中にも歯茎のむずむずを経験したことがあるという方もいるのではないでしょうか?辛いですよねあれ。
犬は歯茎のかゆさを解消するために物を噛むことがあるんですね。
かまってほしい
こちらは先ほどお話した「気を引きたい」からという理由から噛むということです。
それなら遊んであげたらいいと思いがちですが、噛むたびに遊んであげていると「噛んだら遊んでくれる」と勘違いして覚えてしまう可能性があり、こうなると治すのが大変です。
これは最も気をつけなければいけない事例の一つと言えるでしょう。
ストレスが溜まっている
こちらは単純にストレスが溜まっており、噛むことがストレスのはけ口となっているパターンになります。
ひどい時は自分の身体を噛んだり、周りにあるものを手当たり次第に噛んでしまうこともあります。
これは逆にいえばストレスが溜まっているというサインなので、ワンちゃんの様子をしっかりと見て適切な対応が必要となります。
不安である
これは特に飼い主の外出中に起こりやすい原因となります。
犬は不安な時や寂しい時に、その不安を取り除こうと物に噛み付いたりして気をまぎらわそうとすることがあります。
飼い主としては「そんなに想ってくれているんだ」と嬉しくなってしまいますが、やはりなんとかしたいですね。
運動不足
噛み癖は「運動不足」の場合にも起こることがあります。
散歩の回数が少なかったり、飼い主がしっかり遊んであげていない場合が該当しますね。
運動不足からストレスが溜まっている状態となっているのです。
噛み癖を直すためのトレーニング
噛み癖は、犬が歳をとるにつれて直すのが難しくなります。
というのも「噛む=やってもいいこと」と言った感じで定着してしまうので、噛み癖は子犬の時点で直しておかないと大変なのです。
というわけで、それぞれの原因から噛み癖を直すためのトレーニング方法を見ていきましょう。
歯茎に問題がある場合
まず歯茎に問題がある場合の噛み癖を直すためのトレーニングについてですが、歯が生え変わる際の歯茎のむずむずはどうしようもないので「噛んで遊べるおもちゃ」を用意してあげましょう。
ただ、そのおもちゃ以外にも噛んでしまう場合があるので、どうしても噛まれたくないものには「酢を10倍に薄めたスプレー」を作って、かけておく方法がよいでしょう。
また「柑橘系のニオイ」なども酢と同じく有効です。
これはワンちゃんが刺激的なニオイを敏感に感じ取り、噛みたくなくなるようにしているのですが、愛犬に「アレルギー」がある場合は注意が必要です。
また手作りはめんどくさいといった方には、このような商品もありますのでぜひチェックしてみてください。
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かまってほしい場合
愛犬がかまってほしくて噛んでしまっている場合は、きちんと「しつけ」をすることが重要になります。
「かまって~」と来ている愛犬にしつけをするのは少々心が痛みますが、ここは心を鬼にして噛むことはいけないことと教えなければなりません。
この場合の有効なしつけとしては、愛犬が噛んだら「ダメ!など同じ言葉で叱る」「目を合わさずその場から去る」などがよいでしょう。
ただ叱る時はむやみに大きな声をだすのではなく、しっかりと伝わるようにダメということをはっきりと伝えるようにしてください。
ストレス・運動不足が原因の場合
ストレスや運動不足が噛み癖の原因となっている場合は、いっぱい愛犬と遊んであげることが何よりの解決方法です。
しっかりと体を動かせる環境を用意して、愛犬と共に楽しくしっかり運動などしてあげるようにしましょう。
いっしょにドッグランなどにおでかけしてもよいですね。
不安が原因な場合
不安が原因となっている場合の多くは、飼い主がお出かけをしている最中です。
したがってワンちゃんの不安を、できるだけなくしてあげることが解決に繋がります。
具体的には
- 安心できる居場所を作る
- 噛んでもいいものを教えておく
- ケージの中に入れておく
などになるでしょう。
帰ってきた時にはまずしっかり「ただいま」と伝えてあげてください。
それを繰り返す事で、「必ず帰ってきてくれるんだ」とわかってくれます。
まとめ
犬の噛み癖の原因と直し方について解説しました。
噛み癖はその原因によって様々な対応が必要となってきます。
愛犬が何故噛み付くのかをしっかりと理解して、適切なトレーニングをしてあげるようにしてくださいね。
この記事を書いた人
わんずっと編集部|りゅうパパ・きよママ