吠え癖を治したい!犬のしつけで大切なこと

あなたは自分の飼い犬が吠えていると、どのように思いますか。

「困ったなあ」と思う人も多いことでしょうが、犬は吠えることで自己主張をしている事が多いのです。

それを優しくわかってやれるのは、飼い主としての器量にも値するのかもしれません。

とはいえ、犬があまり吠えると「近所迷惑にならないか」「道を歩く人に恐怖感を与えないか」と気になりますよね。

そこで今回は、吠え癖を直すための犬のしつけで大切なことをお伝えしていきます。

犬の吠え癖で悩んでいる人は、この記事を読んで吠え癖を直す参考にしてくださいね。

目次

犬が吠える理由とは?

犬は動物なので本能的にとうぜん吠えるものですが、飼い主としてはあまり吠えてほしくない時に吠えられると困惑してしまうことがありますね。

犬にとって吠えることはそれなりの理由があって吠えていますので、人間の思うようにコントロールできない時もあります。

まず、「犬はなぜ吠えるのか?」ということから考えてみましょう。

威嚇のため

犬が吠える理由の一つには、相手を威嚇しているということがあります。

例えばまだ成長しきれていない状態(子犬)の場合には、何らかの原因でテンションが高くなり、感情を刺激されて他の生き物を威嚇してしまう場合があります。

また、成犬になり母親の立場になると他の人や動物などから子犬を守るために威嚇したり、子犬以外にも自分が守るべき人がいれば、その人を守るために威嚇するものです。

他にも見知らぬ人に会ったり、初めての場所に出くわすとビックリして威嚇することもありますし、自分の縄張りを守るために威嚇したりもします。

犬は悪気があって吠えていることは少ないのです。

コミュニケーションのため

犬が吠える理由には、自分の周りにいる人間とコミュニケーションを取るためということもあります。

人は言葉を使ってコミュニケーションを図ることができますが、犬は言葉をしゃべることができません。

とはいえ、当然コミュニケーションを取りたいという感情はありますので、吠えることでコミュニケーションを取ることを要求しているのです。

頭をなでてしてほしい」「自分と仲良くしてほしい」「いっぱい遊んでほしい」などという感情を持つことは、人間と変わりありませんね。

どんな時に吠えてしまうか?

犬は意思表示のための手段として、吠えることがおわかりになったでしょうか。

しかし、いつでもどんな時にでも吠えてしまうわけではなく、犬が吠えるにはそれなりの状態があります。

そこで次は犬はどんな時に吠えてしまうのか、こちらもお伝えしていきたいと思います。

知らない人に会った時

犬が知らない人に会った時に吠えるのには、次のように3つの理由があります。

びっくりしている

喜んでいる

警戒している

まず一つ目は、知らない人に会ったことで犬がビックリして威嚇するということ。

犬の気持ちとしては「知らないから怖いよ」「自分に近づいてこないで」と感じてしまうんですね。

2つ目は、知らない人に出会ったことで喜びを表していることもあります。

いつもお家にいる人と違う人がいる」「遊んでほしい」と感じていますので、人懐っこく近づいていき、相手をしてもらおうとしているのです。

最後に3つ目ですが、自分の縄張りに踏み入れられたくないと警戒状態になっているからということがあります。

知らない人だからこそ、自分の縄張りにずかずかと踏み入ってくるかもしれないという不安感が犬を吠えさせてしまうことになるのです。

お散歩中に他の犬と会った時

お散歩中に他の犬と会った時に犬が吠えるのにも、3つの理由があります。

挨拶をしている

遊びたいと思っている

恐怖心を抱いている

まず一つ目は、「こんにちは」と他の犬に対してあいさつをしているのです。

このような場合には、他の犬に喧嘩腰になる体制を取ることもありませんし、威嚇する状態になることもありません。

2つ目は他の犬と遊びたいと思って、意思表示をします。

遊びましょう」「仲良くしてください」という意味が込められており、じゃれ合うような行動をとることが少なくありません。

最後に3つ目ですが、他の犬に対して恐怖感を抱いていることがあります。

このような場合には、他の犬を遠ざけたいという気持ちから威嚇体制に入って吠えることがあるのです。

お家のインターフォンがなった時

お家のインターフォンがなった時に犬が吠えるのは、音が鳴っていることに驚いて警戒して吠えていることが多いです。

その時にお家の人が「吠えちゃだめよ」と犬に注意しますが、犬にとってはその注意はお家の人に相手をしてもらっていると感じることがあります。

犬にとって相手をしてもらうことは嬉しいことですから、インターフォンがなる度に吠えるようになるのです。

また、インターフォンが鳴ったことは来客があったと気づいているため、お家の人に「お客様が来ているよ」と教えている場合もあります。

原因がわかればそれぞれの対策法を

いずれにしても犬は何かを意思表示しようとすると吠えるものですし、それぞれに理由があるものです。

それに対して飼い主は、振り回されてはいけません。

しかし、犬が吠えだすとどのように対処して良いのかわからなくなりますよね。

そこでここでは犬が吠えた時のそれぞれの対処法について、お伝えしていきます。

知らない人に会った時に吠える時

犬が警戒して吠えている時には、「この人は怖くないよ」「安心して良いからね」と教えてあげることが大切です。

そのためには少しずつ相手に慣れる状況を作ってあげると良いでしょう。

すぐに近寄ることなく一定の時間、距離を取ってみることも良いですし、少し慣れると犬の好きなおやつをあげてもらうことも良いです。

これだけで犬は警戒心をといて、吠えることを辞める可能性があります。

また、犬が相手に遊んでほしくて興奮している場合には、犬の気持ちを抑えてあげることが大切です。

「おすわり」や「待て」といった言葉を投げかけて、落ち着く時間を取る必要があります。

これは、犬が自分の縄張りを守ろうとしている場合にも言えることです。

犬は縄張りを守ろうと必死なので、一生懸命吠えるでしょう。

そんな犬の気持ちを考えてあげて、頭をなでたりおやつをあげたりしながらなだめることが大切です。

お散歩中に他の犬に吠える時

挨拶をしている状態の犬には、吠えるのを無理やり止める必要はありません。

むしろ飼い主も「こんにちは、お宅のワンちゃんも可愛いですね」「あれ、あいさつをしたいみたいですね」と相手に言って、犬のフォローをしてあげると良いでしょう。

犬が他の犬と遊びたがっている時も同じです。

ただ、犬が他の犬とじゃれ合いたいために近寄っていくことは、相手方は困惑することがあるかもしれません。

家の子はお宅のワンちゃんと遊びたいみたいです。じゃれさせても良いですか?」と了解を得るのがマナーです。

他の犬に吠える時に注意してあげたいのは、他の犬を怖がって吠えている場合です。

犬は「相手が怖い」「相手に近寄ってほしくない」と感じているため、犬を恐怖から救ってあげなければなりません。

そのときには犬を抱っこして安心感を与えてあげるとか、歩いている道を変えて他の道を行くなどの方法を取り、犬を落ち着かせてあげましょう。

お家のインターフォンがなったときに吠える時

威嚇しているときには犬はおびえていることが多いため、抱っこしてあげたり家の玄関から遠ざけて犬の安心できる居場所に移動させてあげることが大切です。

そうすれば、犬も安心して吠えるのを徐々に辞めるようになるでしょう。

ただ、犬がお家の人に相手をしてもらっていると感じている時には、インターフォンがなっている間中吠える可能性があります。

吠えることを辞めさせようとするのであれば、犬をケージに入れるか抱っこして来客の対応をすると良いです。

インターフォンが鳴ったことで来客を家の人に知らせようとした場合にも、犬を感謝して褒めてあげてケージに連れて行くか抱っこするかして、来客の対応をしましょう。

飼い主に来客を教えて、わかってもらえたことに対して満足させてあげましょう。

まとめ

吠え癖を直すための、犬のしつけで大切なことをお伝えしてきました。

犬は言葉を話すことができない分、意思表示をするために吠えるのです。

そのため安易に犬に「吠えてはだめ」とだけ叱ってもなかなか吠え癖は直す事ができません。

犬は賢く人の気持ちをくみ取って動くことができますので、もしあなたの愛犬が吠えて困っているようでしたら愛情を持って、気長にしつけをしてみてください。

あなたの気持ちをしっかり伝えていくことで、きっと吠え癖を直す事ができますよ。

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この記事を書いた人

わんずっと編集部|りゅうパパ・きよママ

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